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小学生をお持ちの保護者の方へ

あなたの子供が危ない!あなたの子供はどちらのコブに?

 今、中学から高校受験にかけて驚愕する「2つのらくだコブ現象」というのを知っていますか?実は、小学校での勉強をおろそかにすれば、あなたのお子さんの将来まで決定してしまうことになるのです。まずは、私の指導現場からの話です。

 最近広島県の土居小学校の校長先生である陰山 英男先生が「百ます計算」「漢字の練習」など基礎学力の向上が叫ばれて話題になっていますよね。

 
  しかし、当初、私は「小学生のうちは、良く遊んで・・・、勉強はその後で。」くらいに考えていました。

  もちろん、私も小学校の頃は遊びほうけていましたから、それほど勉強しなくても、中学からがんばれば・・・と思っていたのです。しかし、塾で生徒を指導している立場から「ゆとり教育のための3割削減」や、「小学校からの学級崩壊」による影響は、私が思っている以上に学力低下を引き起こしている。という事実を知ってからは、「もっと早くに手を打っておかなければ・・・。」と強く感じるようになったのです。それは、私が以下のような体験をしたからです。


【学力低下編〜その1〜】

点数が上がらない!!(歴史)
  

「えっ!30点!」

私は、思わず大きな声を上げてしまいました。というのは、今回の歴史のテストでは、達雄君(仮名)が
80点くらいはとってくると思っていたからです。

 というのは、私が学生時代に使っていた
「満点ドリル方式」というテストで確実に点数を取る方法を達雄君に教えて、達雄君自身もその方法をきちっと実行していたからでした。この方法は時間はかかりますが、大抵の子供はある程度の成果を上げていたからで、80点や95点を取ることも夢ではなかったからなのです。

 しかし、こんな確実な方法が達雄君には全く効果がなかったのです。こんなことは今までにありませんでした。もちろん、実行しないで成果が上がらないということはありましたが、実行して上がらなったことは皆無だったのです。といって、達雄君と話していて、彼が普通の人よりも能力的に劣っているとは思えませんでした。

 私はどうしていいかわかりませんでした。お母さんにも「今回のテストは期待していてください。」と太鼓判を押していたので、その理由すらわからなかったのです。

「なぜだろう。本当に実行したのだろうか?」
「達雄君は急に出来なくなったのか?」


と、私の頭の中をいろいろな考えがぐるぐると駆け巡りました。確かに達雄君のノートもチェックしましたが、私の指示通りやっているようでした。

「一体何が?」

私は何をどうやっていいのか、さっぱりわかりませんでした。そして、途方にくれた私は、彼に

「ちょっと教科書を音読してくれる?」

と教科書を読ませてみたのです。


「それか!」


ようやく私は、彼の点数が上がらなかった理由がわかりました。というのは、彼は、私が1分で読む歴史の教科書を5分以上もかかって読むのです。つまり、

「漢字が読めない!」
「教科書がまともに読めない」


からです。

「奈良に、へ、へい。先生これ何て読むの?」
「平城京」
「・・・・。これは?」
「菅原道真」


といった具合に、当然知っていなければいけない漢字が読めず、そのため教科書をスムーズに読めていなかったからです。当然私の指導した方法でも成績はアップしません。なぜなら、歴史の用語を達雄君は、単なる記号としか見ていなかったからです。

 もちろん、学校の授業でもやっているはずですが、
「学校の授業なんてうるさくて聞けないよ。先生も注意しないし誰も学校の先生の話なんて聞いていないよ!」というのです。

  私の指導法は、

 
 音読→問題集(満点ドリル法)

という流れになっていますが、彼はこの「音読」の段階ですでに躓(つまづく)いていたのでした。確かに一時期は問題集で解いているので、歴史用語は頭に残っていますが、人間は、「ストーリーとなっている方が覚えやすい」のに彼は、単に書くだけで、一瞬だけ覚えていて、テストの前にはすっかり忘れていたのです。

  当然ですよね。読めない言葉を覚えても記憶には残りにくい。

 正直これでは成績は上がりません。

まずは、漢字の読み方からの学習です。その後彼とは、漢字の練習をしましたが、
当然、勉強する時間は、通常の3倍はかかってしまいました。



点数が上がらない!!(国語)


「先生わかんな〜い?」

私の目は一瞬点になってしまいました。というのは、私が指定したテキストを生徒が全く読めなかったからです。最近、私は、受験生となって

「国語の成績が上がらない。」


と言って受験生を受けることが多いです。一昨年も、1人の生徒を受け持ち、

「偏差値38から54にアップ」


させた高校生もいました。しかし、最近になってまた、私が指導する前の基礎力がついていなくて、私が指導についていけない生徒が増えてきたのです。簡単に言うと、

「漢字が読めない。」
「語句の意味がわからない。」
「辞書を引かない。」



生徒達です。正直にいって、私は国語の授業に極力漢字の練習をやりたくはありません。できれば、受験にあわせて、「読解のトレーニング」をやりたいのです。

 しかし、
「君子あやうきに・・・」きみこあやうきに」と読んでいる生徒では、当然、テキストが読めないので話になりません。まずは、漢字の練習からスタートしなくてはいけません。あなたのお子さんは以下の言葉を知っていますか?または、読めますか?


   「毛沢東」「二毛作」
・・・実際に中学生が読んだ読み方はここ
   「○○を持て余す」   ・・・○○を持て余すの○○に入る言葉はここ


    
  これらの言葉が読めない、意味がわからない生徒がほとんどなのです。でも、ここまで誰も気づかなかったとは不思議ですね。それは、今の文部科学省のやっている「小学校のテスト」と「評価方法」に問題があったのです。

【学力低下編〜その2〜】

子供の実力が正確に把握できない!

以前に私の生徒で中学の実力テストで、5科目500満点中33点(1科目平均6点)のお子さんのお母さんがこんなことを言っていました。

「うちの○○は、小学校の時は勉強出来たのにね〜。」

と。このお子さんは、中学になって急に出来なくなって、定期テストで平均点が20点以下になったと感じているのです。でも、中学になって成績が悪くなったということは、絶対にありません。

 なぜなら、彼に数学を指導するにあたって、私は小学校の分数を9回以上も指導しているからです。小学4年からの分数の内容をマスターしていない子供が「小学校では問題ない」はずはありません。つまり、このお母さんは
子供の本当の実力に気づいていないだけなんです。


 簡単にいう、小学校のテストでは簡単で、
「誰でも高得点が取れる」ようになっていて、中には、テスト前にテストの内容を教えて点数を底あげていた先生もいるぐらいです。

 また、評価方法も「絶対評価」となり、その基準もあいまいです。以前に私は「絶対評価」に変わったとき県の教育委員会に「絶対評価」について問い合わせたことがあります。そこで担当者の意見としては、

担当者 「絶対評価に対して県の統一した基準はありません。各学校に任せています。」
「でも、統一したものがないと、お子さんの成績具合がわからないではないですか?」
担当者 「そうですね。」
「それに、ファーストフード店では人事評価を明確にするために評価基準が明示されていますが、はっきりした基準がないと、子供もがんばりようがないでしょうね。それに、絶対評価になって、点数が上がったように思いますが・・・。」
担当者 「そうですね。評価については、担当の先生によっては今までより若干上をつけるようになったかも知れませんね。」

結局は、学校の成績だけでは、実際の実力がついているかはわからないのです。そのため、学校の成績で子供の実力を過信し、中学生になってから、

「中学の内容はわかっても、小学校の計算が満足に出来ないため点数にならない。」
というお子さんを生み出しているのです。これは、例えば「X(エックス)を使った計算はできるが、それに分数が入ると出来ない」ということになっているのです。

 しかし、一方で中学になっても、「97点」「95点」といった高得点を取る優秀な生徒もたくさんいます。これは、賢い親御さんが、
小学生の頃から今の学低下に気づき何らかの対して何らかの対策を講じていたからに他なりません。つまり、賢いお父さん、お母さんがこの事実に気づいているのです。

 
これが、最近になって「高校受験」に顕著に現れている「2つのらくだコブ」現象を生み出してるのです。

 この現象については以下の表を見ていただけたらわかります。今まで得点分布はこのようになっていました。テストの平均点が55点とすると
平均点あたりに人数が生徒数が多くなっていました
得点 人数(*は生徒数)
90点〜 *
80点〜90点 **
70点〜80点 *****
60点〜70点 *************
50点〜60点 ***********************
40点〜50点 *************
30点〜40点 ***********
20点〜30点 ********
10点〜20点 *****
10点以下 **

 ところが最近では、平均点が55点とすると、
平均点あたり生徒数が逆に少なく、80点以上の出来るお子さんと、20点代の出来ないお子さんの両極端に分かれてしまっているのです。同じ平均点が55点でも、それを表す数字は全く別の意味を表しているのです。
得点 人数(*は生徒数)
90点〜 **
80点〜90点 *****************
70点〜80点 *********
60点〜70点 ********
50点〜60点 ****
40点〜50点 ******
30点〜40点 *************
20点〜30点 ***********************
10点〜20点 *************
10点以下 **

これが、
「2つのらくだコブ現象」なのです。これは、公立高校の入試の競争率を見てもらえばわかります。私が「大阪」「奈良」「三重」の3県について調べたところ、いわゆる偏差値の高い学校での競争率は高く、逆に真ん中ぐらいの偏差値の学校の競争率が低い。もっとひどいところでは定員割れしています。ところが、公立高校で偏差値が最も低い学校では今度は逆に競争率が高くなっているのです。

つまり、
一部の出来る子供と、全く出来ない子供に両極端に分かれてきているのです。

 これは、学校に限ったことではありません。今書店では、

「年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!」




いう本が売れています。このように、社会でも
「年収800万円以上の人と、年収300万円以下」という「2つのらくだコブ現象」が起きており、学校は社会の反映の一部にしか過ぎないのです。

  
あなたは、自分の子供をどちらのコブに入れたいですか?

多分、このホームページを見ている勉強熱心な親御さんは、この厳しい社会を生き抜くために子供の将来を案じていらっしゃるので、きっと上のコブに入れたいと思っていることでしょう。

  それでは、お子さんのために何をされますか?
「何かスタートしたい」が何をスタートしたらいいかわからない。」お父さんお母さんも今出来ることをスタートしてください。

行動は
今すぐ!です。



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