新中学1年生をお持ちの保護者の方へ
高校受験の基礎は中1から・・・・
「先生、俺中1からがんばっていたら
もっと上の高校にいけたかな?」
上記の言葉は、以前に私の塾に通っていた中3の男子生徒が、高校入試1か月前に私に語ったものです。
こんにちは。学習ジム・コーチの堀です。
来年から「新中1」にお子様を迎えられるご父兄の方は、いろいろ心配ですね。上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいればまだわかりますが、初めてのお子さんにだと特に心配です。中学に入っていろいろな不安があっると思いますが、300人以上の生徒を指導してきて
、ご父兄の方がよく言葉にされるのが以下のような言葉です。
小学校のときは出来たのにねぇ・・・・
急に難しくなった。子供に教えられなくなった。
定期テスト(中間・期末)があるので、その度に子供を叱ってしまう。
子供の勉強の方法が要領よくない
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など、など。
中学に入ってとまどうことが多いと思います。しかし、実際にあなたがお子さんの成績について心配されるよりもっと中学1年の勉強は本当に重要なのです。
では、中1の勉強がいかに大切かはを簡単にご紹介しますと・・・・。
中1の1学期と2学期までに習う方程式ができないと中学数学は全滅です。
中1で習うbe動詞や、一般動詞ができないとそれ以降の英語ができません。
かなりの分野で中1の問題ができると、中2でも楽々できる分野があります。
高校入試で中1レベルの英語ができれば入れる高校があります。
中1でつまづくと、学年が上がっても、成績が伸びにくい(特に数学・英語)。
中1から成績のいい子ほど高校入試でも、上位を占めやすい
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などです。それでは、私の指導してきた生徒で、実際に中1からつまづいて高校受験に苦労した生徒のお話をしたいと思います。
このホームページの冒頭に書いた言葉は、小学校から私の塾に通っていた生徒の言葉です。彼は、小学校の頃は真面目でしたが、中学に入学してからもクラブ活動に励んでいましたが、その後反抗期に入り、クラブもやめ、周りの人にいうことを聞かなくなりました。
彼の場合は中学に入ったと同時に少しずつ反抗期に入り、とかく人のいうことに耳を傾けませんでした。特に勉強に関するアドバイスです。私も教育に関しては、19年間も関わってきて、子供だけでも家庭教師、個別指導と300人以上を指導してきました。その中で、効率的な方法もいろいろ指導してきたのですが、それでも、彼は、人のアドバイスを受け入れないです。
「なあ、英単語は、声に出して、書いたほうが覚えられるよ。」
「先生、そんなの声に出して、書いて覚えられるのなら誰でもできるよ。」
「そうか。」
「ぼくは、英単語を1つ1つ覚える。」
|
と言い張って聞かないのです。それでも、成績がよければいいのですか、6個の英単語を覚えるのにかかった時間は、何と6時間。しかも、この単語も
dog、dish、cat、box、book、one
いった基礎的な単語です。そして、彼は簡単な英単語すらマスターできず
しかし、塾だけには何とか通ってくれて、入試半年前から少しずつ勉強をし始め、ようやく私のアドバイスを聞くようになったのです。そして、入試の2ヶ月前には猛勉強をし始めたのです。
それとともに、6時間かかってマスターできなかった英単語も、1時間で30個ぐらいは覚えられるようになって、前に進むようになってきました。また、数学も、簡単な計算から、スタートし段々計算もできるようになったのです。しかし、スタートが遅かった。そして彼は、入試1か月前にようやく
「1年生からやっておけばよかった。」
と後悔の言葉を発したのです。
それは、彼が入試直前までやっていたのは、中1で学んだ復習だったからです。つまり、彼は中1の最初につまづいたので、それからずっと先に進めず、高校入試の対策としてやったことはただの
「中1で学んだ基礎固め」
だったのです。
これは、何も彼が成績の振るわない生徒だったからではありません。
というのも、英語や数学といった科目は、横型学習の科目という科目の特性だからです。
それでは、その科目別の特性についてお話しますと、
科目は大きく分けて2つのタイプがあります。それは、
の2種類です。それでは、それぞれの科目との特徴について簡単に説明しますと・・・。
【縦型学習科目】
縦型学習科目とは、全学年の内容との関連が薄い科目です。つまり、「前学年の内容が出来なくてもその学年だけ勉強すれば、点数が取れる」というものです。
(例)中学で習う社会。中1で「地理」を習って、中2で「歴史」を習う。これだと、「地理」の成績が悪くても、中2になって、「歴史」が好きならば、また挽回できるチャンスはあります。
というのは、下記の図のように習う内容が、その科目が縦型で、中1の内容が出来なくても、中2、中3の内容はほぼ独立しているので、中2からでも社会が出来るようになっているからです。実際に私も「地理」が苦手で、80点以上をとったことがありませんでしたが、「歴史」は、90点以上で、100点近くの成績でした。(学校によっては、【地理】【歴史】並行型もあるでしょうが、考え方は同じです)
一方、今度は、塾などでよく受講科目とされる【数学】【英語】について、考えてみたいと思います。
【横型学習科目】
横型学習というのは、
「全学年の内容がわかった上で次の内容が理解できる科目のこと」
です。特にこの科目が非常にやっかいで、前述の彼が苦労したのもこのためだったのです。それでは、この科目の問題点をまとめてみますと、
・前学年のことが理解しているという前提で授業が進められている。
・前の学年が、わからないと、今のところがわからない! ・わからなくなると、雪だるま式にわからなくなる
・他人と差が開きやすい。
|
というものです。あなたは、不思議に思ったことはありませんか?
「なぜ、塾には、算数・数学・英語という科目ばかりが多いのだろうか?」
と実は、これらの理由によるのです。まずは、下記の図を見てください。
中3 |
多項式の計算・ 因数分解 |
2次方程式 |
二次関数 |
相似・平行線と比 |
中2 |
式の計算・利用 |
連立方程式 |
一次関数 |
平行線と角・三角形と合同 |
中1 |
文字と式 |
一次方程式 |
比例・反比例 |
平面図形・空間図形 |
分野 |
式と文字 |
方程式 |
関数・グラフ |
図形 |
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これは、中学で学ぶ、【数学】を分野別に書いたものですが、先程の【社会】と比べてみてください。先程の【社会】は、縦型のため、他の分野との係わり合いが、少ないのに対して、【数学】については、横型となっているため「前の学年が出来ていないと、今の学年のことも理解できない。」ということなるのです。
例えば、方程式の分野で見れば、中1の【一次方程式】ができない生徒は、中2の【連立方程式】は、中1の【一次方程式】を土台にしているので、全くできなくなります。
つまり、
学年 |
理解度 |
理解度 |
得点 |
中1 |
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テストで80点だった。理解度が80% |
80点 |
中2 |
|
しかし、中2では、 中1の80%×80%=64% |
64点 |
中3 |
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それが、中3では、 中2の64%×80%=51% |
51点 |
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のように学年が上がれば、上がるほど、得点が取れなくなってくるのです。このため、塾でも「数学」「英語」「国語」といった科目を重要視しているのです。
ですから、
今この中1のことをマスターしておかないと、
トンでもないことになってしまう
のです。特に数学は、算数から数学とかわり、中1の内容だけでなく、小学校で学んだことも特につかわないと解けない問題がたくさんあります。
指導現場では、
中学生でも小数点の掛け算の小数点の位置がわからない。
小5で学ぶ割合がわからないため、方程式の文章題が解けない。
小6で習う比がわからないため、理科の化合の計算問題などが全く解けない。
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などの深刻な問題が起こっています。
それでは、ホームページをご覧のあなたは、いつから、お子さんの将来のために手をうって上げますか?
(注 受験で失敗するお子さんの90%の保護者の方が、「スタートが遅かった。」と語っています。)
また、あなたは、お子さんの学習のために具体的に何をされますか?
本当にお子さんの将来のためを考えていらっしゃるなら、行動は今すぐ!おこされることをお勧めします。
お子様の将来のために、あなたがして上げられることはここにあります。
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